輸入車のコーディングって何?各項目を徹底解説!
富山県で輸入車のコーディングなら当店へお任せください

輸入車のコーディングを徹底解説!

国産車はもちろん、欧州車・米国車など輸入車も含めて世界70メーカーに対応するスナップオンの故障診断機を導入致しました!OBDⅡ対応車種はほとんど見れます。
最高峰の機能を有した自動車用故障診断機を導入しました
各センサーの動きも細かくチェックできるようになり、ハイブリッド車の各機能点検やその他診断機で見れる内容もレベルアップ!
トヨタ車・レクサス車の空気圧センサー設定(TPMS)やパンク警告灯キャンセルも可能で、社外ホイールに交換している方に人気です!
当店は特定整備認証を取得しておりますので、自動ブレーキ関連の整備も可能です。
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輸入車のカスタマイズコーディング
「コーディング」と検索すると、コンピューター、アプリなどデジタルの物のプログラミングという意味がHITするのではないでしょうか。それを自動車でいうと「コンピュータ内部の設定をプログラミング(書き換え)して、ユーザー好みの設定に変更する」という事となります。
国産車だと「設定変更」で取扱説明書を見ながらちょっとした変更が可能な車種もありますが、輸入車はユーザーがご自身で設定できる項目以外にも「コーディング」としてもっと大掛かりな設定変更が可能です。わかりやすい言い方としては ”裏メニュー” といったところでしょうか。そのコーディングが当店の診断機にて可能です!
「コンピューター絡みだとリスク高いんじゃないか?」みたいな印象を持つ方も居られると思いますが、輸入車ではコーディングは割とメジャーなカスタマイズです!
どんなコーディングができるの?
BMW MINI F56での一例となりますが、
- ナビの走行中ロックの解除
- USBビデオ再生機能追加
- アイドリングストップOFF状態のデフォルト化
- リングライトのデイライトON
あたりが人気かと思います。その他も細かい設定項目がございます!実際にやってみないと施工可能かわからない車種もあり、コーディングが成功した場合のみ請求しております。特にBMWは設定できる項目が多いです。
施工可能車種・メニューは下記リンクより確認をお願いします。
コーディングできない内容は?
当店でできない一例としては
- 球切れ警告灯のキャンセル
- 一部重要機能の作動キャンセル
- スイッチを増設してスポーツモード追加
- パドルシフト追加
- MINI R系のコーディング
上記は専門店などで施工となります。
メルセデスベンツにコーディングしてみました
実際にメルセデスベンツに繋いでコーディング内容を確認してみました!

ベンツW176のコーディング内容
年式によって施工可能内容が変わりますが、画像のような事が可能です。
たまにお問い合わせいただきますが、W177は施工不可です。ECUの通信制御でも入っているのかしら…。
ベンツW205 C63AMGのコーディング内容
上記のW176と似た内容ですが、比較すると
- TVアクティブ 有り
- 日中デイライト光量調整 無し
年式や装着されているメーカーオプションにより違いがあり、このように繋いでみないと何ができるかわかりません。W177のように何もできない年式もあります。


ニードルスイーブON
私の一押しはニードルスイーブ!イグニッションON時にメーターの針が一度MAXまで振り切って戻る機能です。クルマ好きが大興奮するレーシーな演出です♪
決して無意味な機能ではありません!ドライバーに対する一瞬の演出こそが日本が大好きな「お も て な し」であり「遊びゴコロ」と「気遣い」なのです!
ナビのスタートアップ画面変更
標準の「MercedesBenz」のロゴを「AMG」ロゴに変更できます!AMGになるだけでスポーティな気分になりますね♪
決して無意味な機能ではありません!ドライバーに対する一瞬の演出こそが日本が大好きな「お も て な し」であり…(以下略)


オートライトの感度変更
オートライトの感度を「普通・鈍感・非常に鈍感」から変更します。点灯が早いのを改善する為に「非常に鈍感」にされる方が多いですが、その後の再設定ご依頼は無いのでコレが正解なのでしょう。
BMW MINIクーパーD F56のおすすめコーディング
実際にMINIにコーディングをやってみたので、特におすすめのコーディング内容をご紹介します。MINIのF系、BMWのF系は下記のコーディングが可能です。中には最初からONに設定済みの年式もありますので、お客様に合ったコーディングを施工いたします!
※一例の為、他にも施工可能な項目もございます。年式やオプションの有無などにより一部施工不可な項目もございます。

TVアクティブON(ナビのスピードロック解除)
走行中のナビ操作を可能にするモードです。
基本的に全速度域での解除ですが、BMWは2017年7月以降の年式は63km/hまでの設定となり63km/h以下でしたらナビの目的地設定などが入力できます。
USB動画再生有効化(タッチパネルナビは標準)
DVD再生ができないF系MINIでもUSBにMP4として保存すれば車内で視聴可能です♪
通常は停止中のみの動画再生(走行中は音声のみ)となりますが、TVアクティブONとセットでコーディングすれば63km/h以下で動画再生できます。これで渋滞もヨユーですね♪


TVのスピードロック解除 限界突破
TVアクティブONの63km/h以下のみの動画再生を限界突破して高速道路などでもUSB動画再生やTV再生を可能にします。(未施工時には速度超過時は音声のみ)
MINIのF54・F55・F56・F57・F60などiDrive5・6で実績がございます。
サウンドの変更
エンジン始動時やバック時などの車内サウンドを変更します。グループ内で同じコンピュータを使用しており、車種設定で音を変えているようです。
やっぱりロールスロイスサウンドにしたい方が多い!


アイドリングストップ設定の前回記憶
エンジン始動毎にアイドリングストップが働くようになっていますが、一度OFFにすれば毎回OFFからスタートするようにします。
国産車でも数千円で発売されてる「OFFキット」の取付依頼が多いので、安価にOFFできるのはコーディングの大きなメリットですね♪
GPS連動時刻補正のON
BMWやMINI乗りはわかると思いますが、そこそこ時間が狂っていきます。そこでGPSで自動的に補正する機能をONにすれば国産車のように時間が狂いません。
コーディングで補正ONにできるけど、そもそも製造時にONにしておいてほしい必須コーディングです!


ドアロック連動でのドアミラー格納
MINIはリモコンキーのロックボタン長押し(約2秒)でドアミラーが格納されるようになっていますが、長押しせずともドアロックと連動してドアミラーが格納されるようにします。
これにより、国産車と同じような使い心地になります!
バック時ドアミラー下降角度調整
デフォルト状態ではギヤをバックに入れると左側ドアミラーが下を向き過ぎる為、下がる角度を浅く調整します。(さらに深くもできます)
これにより駐車時の視認性が向上します。


デイライトのON・OFF項目追加
デフォルトではずっと点灯するデイライト。OFFにして走りたい時もあります。
逆にデイライト無し車をデイライトONにしたいパターンもありますよね。
ワンタッチターンシグナルメニュー表示
ワンタッチターンシグナルをON・OFFさせるメニューを表示させます。
BMWではワンタッチターンシグナルメニューが最初からあるけど、1回or3回点灯しか選べない車両もあります。そんな時は別途「点灯回数変更」で5回など点灯回数を変更する事も可能です。


リーガルディスクレーマーの解除
リーガルディスクレーマーとは、エンジン始動時にナビ画面に表示される警告メッセージのことです。この警告を表示されないようにします。
「ついでコーディング」で人気です。
ヘッドライト0位置の適正化
ある年式以降ではライトスイッチが【0】ポジションであっても暗いところではヘッドライトが自動で点灯してしまいます。令和3年式以降の日本向けにはオートライト装着義務化の為にこのような仕様になってます!
「オートライト」のスイッチもあるので、【0】位置で点灯しないようにします。


EG始動状態でドアロックのホーン連動解除
エンジン始動状態で室外からキーロックすると「エンジンかかってます」の警告の為にホーンが鳴るのを解除できます。「少しコンビニ入るだけの間、ペットが乗っているのでエンジンかけっぱでロックしたい」「買い物した野菜の為に冷房かけっぱで」などに便利です。
ドアオープン時の窓オートクローズ有効化
便利なオートウインドウですが、通常だと閉める側のオートクローズはドアが閉まっている時にしか作動しないようになっています。これをドアオープン時もオートクローズが作動するように設定します。
5ドアはリヤドアのワンタッチクローズも設定できます。


ドアロック時のアンサーバック(確認音)追加
メーカーオプションの純正セキュリティー「アラームシステム」の装着車限定ですが
アラーム音をドアロックの際にアンサーバック(確認音)として追加します。年式によってはアンロック時のみのアンサーバックとなります。
「セキュリティ付いてます!」って感じれるので、個人的にはかなり好きです!
ヘッドライトONでフォグランプ連動点灯
フォグランプ点灯派にはありがたい機能で、ヘッドライトを点灯するとフォグランプも連動して点灯します。
デフォルトでは前回に関係なくフォグランプOFFから始まるのでフォグランプボタンを押す必要があります。


エンジン始動時にグリーンモードに設定
ドライビングモード搭載車限定で、エンジン始動時の走行モードはMIDからのところ始動時グリーンモードから始まるように変更できます。世の中の流れはECO!
余談ですがMINIのグリーンモードはけっこう使いやすく、特に“セーリング”が高速道路と相性が良いと感じてます。
スポーツディスプレイ表示
ドライビングモードをスポーツモードにした際に表示可能になるパワーモニター。
どれだけエンジンパワーを出しているのかをドライビングモード非搭載の車両にもコーディングで表示させる事が可能です。(タッチパネルナビのみ)


ドアオープンでのナビ電源OFF
MINIはエンジンOFF時にトグルキー操作でON→ACC→OFFと、国産車とは違ってON→OFF時にACCを挟みます。
タッチパネル非搭載車ではキー操作しないと電源OFFになりませんが運転席ドアオープン連動で電源OFFにできます。タッチパネル搭載車は逆に「キー操作でOFF」に変更も可能です。
オートライトの感度変更
BMWやMINIもオートライトの感度変更が可能です。(画像はベンツの使いまわし)
F型MINI初期型でオートライトの点灯時間が長すぎると嘆いている方!この設定だけでは不十分で、後期型のオートライト感度センサーに交換すると改善します。後期型は感度変更設だけでOK!

参考:USB動画再生用にMP4に変換するには
市販のDVDをUSB用にMP4に変換するには、著作権の都合で業者ではしてくれません。著作権無しの自分で撮影した動画などの変換は1,000円ほどでしょうか。
私個人の場合ですが、あくまで私的利用だけなので無料アプリを2個使って変換してます。2時間の動画を変換するのに1.5時間くらいかかりますが(^_^;)
当店にはMP4の動画サンプルがあり、これにて作動確認しております。
輸入車のコーディング施工料金(税込価格)
特別内容のコーディング
・TVアクティブON 15,400円
・TVアクティブON(63km/h以下の場合)8,800円
・その他の特別内容コーディング 6,600円/一項目
ドアロックアンサーバック音、64km/h以上での動画再生、ローンチコントロールONなど、当店が定めたもの
一般内容のコーディング
・上記以外の一般内容コーディング 4,000円/一項目
同日内でのコーディング上限料金を設けており、一般内容は何項目設定しても上限14,300円です!
1度に4項目以上の設定がお得ですね♪
上記クーパーDの場合、TVアクティブON・64km/h以上での動画再生・アンサーバック追加以外は全て一般内容のコーディングとなります。

コーディングで自分好みに設定できるので
グッと使いやすくなるね♪
- リコール作業やバージョン更新でもし設定が消えてしまっても、ユーザーが替わった場合を除いて当店に作業履歴がある項目については再設定を2回までかつ6年間のどちらか早い方まで無料で再設定いたします!
施工完了時に明細書をお渡しするので、明細書が保証書代わりとして必要となります。
輸入車のコーディングで多いご質問
特に気になるご質問をまとめてみました。
車検への影響は? コーディングで入庫拒否とかあるの?
一部の設定項目で「後退時のゴング音消去」「シートベルトアラーム音の消去」などは年式によっては車検NGです。「デイライト化」した場合は色や光度などデイライトの車検基準を満たしている必要があります。
入庫の可否についてはその会社の方針次第です。もし当店に新規様がご来店の場合は保安基準適合状態なら全然OKで、コーディングの内容より「保安基準に適合している状態か」の方が大事です。
ディーラーなど「コーディング済みの車両はご入庫お断りしてます~」というお店もあるかもしれませんし、「コンピューターリセット作業に伴いコーディングの設定が消えてしまうかも」の説明はあるかもしれませんね。
上記以外はコーディングが車検に影響する項目はほとんど無いと思いますし、もし何か指摘された場合は戻せばいいのでご相談ください。 気軽に設定を戻せるのもコーディングのメリットです!
コンピューターのアップデートで設定が消える場合も
輸入車はディーラーでのコンピューターのバージョン更新の機会が多いと思います。場合によっては更新で設定が上書きされ、消えてしまう事もあります。むしろ「コーディングは更新に支障を出さない為に消えるようになっている」くらいに思ってください。

当店で施工された内容について、一定期間内は無料再設定が可能です!
これがかなりの安心感があるようでご好評です!
リスクのあるコーディング内容
上記で輸入車のコンピューターバージョンアップについて触れました。当店で可能なコーディング内容は比較的リスクの少ない一般的な内容だけとなります。
例えばスポーツモード追加やパドルシフト追加など、データインストールが必要な専門店でしかできないような後付けコーディングは、ディーラーの診断機で通信エラーとなり正規のバージョンアップができなくなる事例が比較的多いそうです。
またこれらのコーディングをすると、当店で施工したコーディングは消えてしまいます。もし専門店でインストールする場合は「〇個のコーディングをしてあるから、もし消えたら設定し直してほしい」と伝えれば再設定してくれるかと思います。
プラグインコーディングも不具合報告あり
「ネットショッピングで購入したOBD2ポートに差し込むコーディングデバイスで上手くいかなかった」と当店で改めてコーディングご依頼いただく事もあります。その時は当店にて対応可能でしたが、何かでエラーとなり通信不良を引き起こしてしまってからでは遅いです。
失敗はレアケースかと思いますが、コーディングデバイスで行う場合には相応のリスクを覚悟して購入してください。
コーディングできる車種とできない車種は?
正直なところ診断機を繋いでみての作業可否の判断となりますので、ご足労いただいたのに設定不可の場合はごめんなさい。上記のインストール系コーディング施工車で通信できない場合もございます。
ベンツの他、BMWのF系、MINIのF系は多くのコーディング作業実績がございます。
まとめ

コーディング作業は事前のご予約をお願いしております。
「お問い合わせ」より、お好みの方法でのご予約をよろしくお願い致します。
この記事を書いた人

ゆう@GALAP
ディーラー整備の経験もあり、当時はまだ珍しい国家一級自動車整備士資格取得をキッカケに富山県での自動車整備資格講習の外部講師経験もある整備歴約20年のベテラン。いろいろ乗ってきた中でもCT9AとMINIは飽きずにオーナー歴10年以上。
Webデザインの知識も少しあり、HP内に大好きな亡き看板犬を登場させがち。