F56ミニのオイルフィルターハウジング冷却水漏れ交換

F56ミニクーパーSのオイルフィルターハウジングを交換しました

割れたオイルフィルターハウジング

F56ミニクーパーSの冷却水漏れ修理

ミニの全世代でよくある冷却水漏れ。当店でもよく修理しておりますので事例をご紹介します。

定番トラブルの確認と対策

冷却水漏れの診断

まずは冷却水漏れの確認をします。ずっとお世話になっているお客様より「いきなり、自宅駐車場で車両下部に大量の何かが漏れている!」とのご依頼で積載車にて引取りをいたしました。
診断をすると…予想通りの箇所からの冷却水漏れでした。

こういったトラブルは突然現れるので、今回ご紹介するトラブル箇所を予防的に部品交換するのも良いかと思います。

対策品の金属製オイルフィルターハウジングの存在

対策品のオイルフィルターハウジング

対策品のF56前期用オイルフィルターハウジングです。当店としても「その製品を選んだ責任」というものがございますので、純正品以外の物を使う場合には「粗悪品で無く、しっかりした物なのか」を吟味して選定します。

当店がどこのメーカの物を使っているかはミニオーナーなら写真見ればわかる人も居るかも!?
当店にてお取り寄せが可能です!

Information

ちなみにネットショッピングで同様の製品が販売されておりますが、しっかり平面が取れていないのかフィッティングが悪く冷却水が漏れ、再交換が必要となるケースが多いそうです。このような理由から部品お持ち込みによる交換は当店では作業NGとなります。

「当店の取扱商品と同じものを用意したので部品持込」も作業NGといたします

MINI乗りとしてユーザーとしても知識もあります

私自身もMINI乗りとしてトラブルについては日頃より興味深く追及しております。もちろん今回のオイルフィルターハウジングの漏れ事例も把握しており、対策品の存在も知っております!
ですので同時交換した方が良い部品も熟知しており、お客様へのご説明やご提案も比較的スムーズにおこなえたものと思います。

F56ミニクーパーSのオイルフィルターハウジング交換スタート

私の肌感覚では、オイルフィルターハウジングについては9年目くらいから急に故障リスクが高くなると感じております。 過去車両でのタイミングベルト交換と同じように「故障していなくとも10年 or 10万kmの予防修理」として交換されるのが吉ですね!

MINIエンジンルーム

冷却水漏れ箇所の確認

このようにエンジンルームはギッチリと詰まっている為に、どこから冷却水が漏れているのかの確認も難しいです。富山県内でも「輸入車の"トラブル”だけでなく、ご入庫全般NG」という整備工場も実際あります!

インマニ外しました

「インマニを脱着する」「バンパー外してラジエター移動する」の2パターンの方法で各整備工場が修理しておりますが、この年式はインマニを外す方が早いです。

早く作業ができれば早期の返却ができ、かつ余計な工賃を請求しなくて良いので、作業効率の追求は課題です。

インマニ外したところ
新旧のオイルフィルターハウジング比較

新旧オイルフィルターハウジング比較

新旧の比較です。このハウジングにオイルの通路と冷却水の通路が混在しております。

ちなみに純正樹脂ハウジングは85,000円を超える中、この金属製ハウジングは54,000円(2026.3月価格)なので「安く・さらに耐久性UP」とメリットづくしです♪次回漏れる事があってもパッキン交換だけで済みます。

金属製にする意味

やはり冷却水通路が割れておりました。

ガソリン輸入車の冷却水温度は通常使用で100℃を超えており、かなり過酷な状況とも言える中では樹脂製品では耐久性が確保できないのは当然です。
ここを金属製品とする事で原因を根本解決!

割れたオイルフィルターハウジング
ウォーターハウジング

樹脂製ハウジングも同時交換

こちらの冷却水ハウジングは4,000円程度の部品なのでインマニ外したついでに新品交換します。やはりパッキンは痩せており、いつ冷却水漏れが起こっても不思議ではありません。

水漏れ予防の為に同時交換する事で工賃の節約&懸念点消化による信頼性の向上!

おまけ事例 R56ミニクーパー冷却水漏れ

別車両ですが、MINIに関連して第二世代ミニ「R56」の冷却水漏れ事例をご紹介します。

R56ミニもオイルフィルターハウジングより漏れ

第二世代MINIもオイルフィルターハウジングよりオイル漏れ&冷却水漏れが定番トラブルです。
こちらもオイルフィルター脱着にはエキマニを外す必要があり、バンパーやラジエターも外さないとアクセスできないのでかなりのお時間がかかります。

パッキン交換

第二世代は新車状態で金属製オイルフィルターハウジングの為、パッキンの交換だけで済みます。(作業料は高額です)

どうして第三世代で樹脂製にしたのだー!?

オイルフィルターハウジングのパッキン
R56サーモスタットケース

サーモスタットケース交換

こちらも定番トラブルで、サーモスタットケースより冷却水漏れです。
さらに追加一万円超の部品代がかかりますが、写真下側の冷却水通路も同時交換します。

樹脂なので同じく劣化して割れる事例もございます。同時交換する事で工賃の節約&懸念点消化による信頼性の向上!

看板犬ミル

「同時交換した方が良い部品を知っているか」
というのが大事なスキルと考えております!

まとめ

今回はミニの冷却水漏れの事例紹介でした。
ミニに限らずヨーロッパの輸入車は樹脂製品を多用しており、日本で乗るには「これらは消耗品」と割り切って乗るしかありません!笑

今回ご紹介した対策品オイルフィルターハウジングは当店でお取り寄せが可能ですので、是非お問い合わせください。

この記事を書いた人

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ゆう@GALAP 

ディーラー整備の経験もあり、当時はまだ珍しい国家一級自動車整備士資格取得をキッカケに富山県での自動車整備資格講習の外部講師経験もある整備歴約20年のベテラン。自身もCT9A乗りとMINI乗りとして、整備知識だけでなくユーザー目線のマニアックな知識も持つ。
Webデザインの知識も少しあり、HP内に大好きな亡き看板犬を登場させがち。